視覚障害って? | 北海道盲導犬協会の「生活訓練」&ロービジョン訓練
身辺管理訓練 | 白杖歩行訓練 | 点字訓練 | 情報機器訓練

「見えにくいこと」も人それぞれです。

弱視 一般的に言われている「視力」がとても弱く、メガネやルーペを使っても文字や物がはっきり見えない障害です。
視野障害 見える範囲が限られてしまう障害です。小さな穴から物を見るような見え方の人は、新聞の文字は見えても看板の字は大きすぎて見えません。逆に見ようとする中心は見えないけれど、周りの様子は見えるという方もいます。
その他 色の見え方が違ったり、明るさ・暗さで極端に見えづらくなる障害もあります。いずれにしても、歩行や読み書きなど日常生活に大きな不自由を感じます。

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私たちの見え方(イメージ)
視野内に欠損部分がある人の見え方の例1(イメージ)
視野内に欠損部分がある人の見え方の例2(イメージ)
白内障の人の見え方の例 (イメージ)


  北海道盲導犬協会では盲導犬に関わることだけではなく、視覚障害者のための「生活訓練」を実施しています。この訓練では1回3週間の入所で専門指導員によるさまざまな訓練を受けることができます。
また、つねに2名〜5名の入所生がいることから、家庭的な雰囲気の中で訓練が受けられるのも特徴です。

「見えないこと」への理解を深める
十分ではないが見えるものや見える場合があるため、全盲の方よりも「見えないこと」に苦しむ可能性のあるロービジョン。協会では、そのような人のために拡大読書器や見え方に合ったルーペなどの使い方を学ぶことができます。
しかしそれよりもまず、本人が何が見えなくて困るのかを正確に把握するとともに家族や周りの人も理解して、ともに「見えにくいこと」「見えないこと」を受け入れてくことが重要です。

 
  「ロービジョン」とは?…視覚障害者というと、全く明かりを感じることもできない障害「全盲」をイメージされる方も多いと思いますが、実は全盲の方は視覚障害者全体の1割 弱で、何らかの見え方をしているロービジョンと呼ばれている障害を持つ方が全体の9割以上といわれています。
その見え方はひとりひとりに違いがあり生活に役立つ場面もあれば、逆に見え方が災いして、階段から転落したりガラスのドアに激突したりと大けがにつながることもあります。
周りの人から何が見えなくてどんなことに困っているのかをなかなか理解してもらえないなど精神的な苦痛もあります。
いずれも、みなさんの理解がとても大切です。
 
 


自分のことは自分で。それが大きな喜び
これまで行ってきた何でもないことを今までどおりに行っていくために、音や手触りで確認するという新しい方法を身につけたり、そのために用いる便利な道具の使い方などを訓練します。
協会では落としたものの探し方や持ち物の整理整頓の仕方、金銭管理、洗面・身だしなみの方法、食事動作、掃除・洗濯・裁縫・料理などを指導しています。


カメラの下に書物などを置くとそれがモニターに映し出されます。映しだされた文字の拡大機能や白黒反転機能、またコントラスト調整などもできるので最適な見やすさにすることができます。

コップに飲み物を注ぐときなどに使います。コップに引っかけてから注ぐと液体インジケーターの金属部分に飲み物が触れた時点でブザーが鳴り、八分目まで入ったことを知らせてくれます。飲み物を入れすぎたりすることがなくなります。


自分の力で好きな時間に、好きなところへ
白杖(はくじょう)の有効な使い方を指導します。行動範囲を広げてくれる白杖ですが、使い方を誤ると重大な事故にもつながりかねません。
協会では目的地までの道順の取り方とそこにあるさまざまな目印の使い方やバスや電車といった交通機関の利用法、道に迷ってしまった場合の対処法などを指導しています。



伝える喜び、伝わる喜び
私たちの周りにはたくさんの文字があり、さまざまな情報を提供しています。また、自分から何かを伝える手段としても文字の役割は非常に重要なことはおわかりいただけるでしょう。視覚障害者にとってもそれは同じですが、その方法のひとつとして「点字」があります。とても小さく、指先で触って読めるようになるまではたくさんの練習が必要ですが、協会ではマンツーマンでその人の進度に合わせた指導をしています。


新しい分野と上手につきあって、さらに豊かな生活へ
皆さんは今パソコンの画面をご覧ですね。画面が見えない、もしくは見えづらかったらパソコンは使えない…。いいえ。視覚障害者でも音声ソフト(文字を読んでくれるソフト)や画面表示を拡大するソフトがあればパソコンを活用することができます。もちろんインターネットやメールのやりとりもできるのです。
協会では音声ワープロ(画面上の文字を音声で読んでくれる)を中心に、パソコンの基本操作を指導しています。また、活字音訳ソフト(本や紙に書かれた文字をスキャナで取り込み、音声で読んでくれるソフト)など、どんどん便利になっている機器の使い方も紹介し、指導しています。

押したキーに対応した音声の他、計算結果なども音声で知らせてくれます。